ついに座って宝塚を観た話
『瑠璃色の刻』で気になっていた月城かなとさんが、次に出演されるのは『All for One』と知り、観に行こうと思いつつも、別現場でのロスからくる無気力っぷりが著しく、プレイガイドの先行や一般発売をことごとく見逃し、気付いた頃には完売…
また始発で当日券かしら…と思っていたら、いろいろな人を介してチケットを手に入れることができました。
月組観たい!と言ってみるもんですね。
銀英から5年。
ついに、座席に座っての宝塚歌劇観劇です!
全体的にコメディ要素が強く、話が少年漫画のように単純明快で、ただただ楽しい
『瑠璃色の刻』の主役の人、すぐわかった。フェロモンの間欠泉のような方。美弥るりかさん、覚えた!
月城さんもすぐわかった。
ベルナルド、本人は真剣なんだけどめっちゃ笑える
トップの珠城りょうさんの包容力が半端ない
ジョニー・デップがいた
ルイがめっちゃかわいい
最後のショーで本編と衣装が変わっても、立ち位置・骨格・声で、珠城さん・美弥さん・月城さんはすぐわかった
楽しい!もう一回観たい!
チケット譲渡を探しまくり、どうにかA席のチケットを手に入れ、ライブ中継のチケットも一般でどうにか購入し、ずるずると沼に嵌まりつつある自分に気付きました。
はじめて宝塚劇場ではない劇場で宝塚を観た話
エリザの後、積極的に情報収集をしていないため、宝塚観劇がない日々が数か月続きました。
そんな2017年4月、仕事で赤坂をふらふらさ迷っていた時に、ふと宝塚のポスターが目に入りました。
ACTシアターでも宝塚ってやるんですね!
そう言えば、昨日ここに来た時、金髪のすごい美人がデカい袋を下げて歩いているのを見かけた気がする。あれはジェンヌさんか。
さっきランチで入ったレストランで、あの薄紫色の服を持っている人がいっぱいいたわ。
ここなら仕事終わってから行ける!
そして、翌日も赤坂で仕事だったのをいいことに、昼休憩の時に夜公演のチケットを買い、定時で職場を抜けて、ACTシアターに向かいました。
安定の立ち見席。ほんといい加減座って観たいわ。
そんなわけで、なんの前情報なしに『瑠璃色の刻』を観劇しました。何組なのかどんな話なのかもわかない状態です。
全体的にアンニュイな作品
メリーバッドエンド
フランス革命と言う歴史の裏にいる名もなき人にスポットが当たっているのが良い
主役の人が中性的で色気ムンムン
主役の友人の人がイケメン、聞いたことある声
全体的に人数が少ない
宝塚では年に何回フランス革命をしているのだ
愉快な話ではないけれど、興味深い話でした。
でも、一日仕事をした後に立ち見観劇は辛い。もう二度としない。
後日、知人から主役がトップスターではなく、人数が少ない小規模な公演があり、『瑠璃色の刻』はそれにあたると説明されました。
ひとつ賢くなった。
はじめて宝塚のエリザベートを観た話
るろ剣ライブ中継の余韻でぼんやりしながら、宝塚歌劇団のホームページを見ていたら、エリザベートが上演されることを知りました。
東宝のエリザベートは観たことあるけど、宝塚はないなー。どうもストーリーが少し違うらしいので、よし行こう!!立ち見なら行けるだろう!!と、今回も始発で日比谷に行くことにしました。
るろ剣の当日券に挑戦した時に始発で行ってもかなりの人がいたので、少し作戦を立てました。
自宅から劇場まで何パターンかルートがあり、日比谷駅でも地下鉄銀座駅でも、JRでもどれでも利用可能でした。
その中で、最も早く電車が到着するのは地下鉄日比谷駅でした。
ただ、自宅最寄の始発は、地下鉄日比谷駅にその日最初に到着する電車でありません。
そして、自宅から3km程歩いた駅からなら、一番最初に到着する電車に乗れることができます。
歩いたよね。4時30分に。
まだ夜だし、まだ酔っぱらってべろんべろんの人がいる、ひとりで繁華街を歩くのは怖かった…。
無事、真の始発電車に乗れ、同じ車両におそらく目的地が同じであろう人がいました。
これで、結構前の方に並べるだろう…と思って、劇場に向かったところ、なんかるろ剣の時とは比べ物にならな人数が並んでいるんだけど…惨敗だよ…
そして、前に親子連れっぽいグループがいて、その子供のお友達っぽい子があとから来て割り込んでいるし…
私の勝手なイメージだけど、宝塚のファンの方って、マナーが良くて上品な人が多いって思っていたの…
そんなことがありつつも、無事立ち見の端っこを手に入れました。
トートがバンコランみたいでなかなか目が慣れなかったです。黒髪トートも素敵だと思いますが。
兎に角、豪華さがハンパないので、目の正月や!!と言いながら、今回もオペラグラスを曇らせていました。
売店にある公演デザートのネーミングに、昭和のセンスを感じました。美味しかったけど。
そろそろ座って観たいなと思いながら、帰路につきました。
はじめて宝塚のライブ中継に行った話
るろうに剣心をもう一度観たいと思ったものの、某チケット転売サイトでは取引額は高く、某チケット救済サイトでは交換が主流で、なかなかチケットが手に入りません。
予定的にまた始発で当日券に並びに行くことはできず、再度の観劇を諦めていたところ、千秋楽はライブ中継をすると知りました。
この時点で、既に先行抽選も一般発売も過ぎており、既に行ける範囲内の映画館のチケットは完売で、こりゃ無理かと思っていたところ、
某チケット救済サイトで定期券範囲内の映画館のチケットを譲っていただけることになり、無事にライブ中継に行けることになりました。
オタク生活が長いのでわかっていたことですが、当時の私はとにかく情報収集が足りていませんでしたね。*1
そして、肝心のライブ中継ですが、まず劇場最後列で立ち見していた私には、座って見られること、オペラグラスを使わなくても表情が良く見えることに感動を覚えました。
気軽に行けると言う意味では、ライブ中継がほぼ毎回あるのは良いなと思います。
はじめて宝塚の当日券を始発で並びに行った話
銀英から4年後の2016年の話です。
その間も趣味である観劇は続けており、宝塚OGが出演する作品も観たりしていて、宝塚歌劇は「存在は知っているけど、会話をしたことのない隣のクラスの人」のような存在でした。
2015年末、今度はるろうに剣心が宝塚で舞台化すると言う情報を得ました。
るろうに剣心で宝塚と言うと、アニメですね。元宝塚男役トップスターの方がアニメで剣心の声を演じられていましたね。
…が、るろうに剣心のCDブック*1では、剣心役は緒方恵美さんで、アニメでもきっと彼女が剣心だと幼心に信じていたのですが、いざ蓋を開けてみると、声優でもない名前も聞いたことのない人。この人は元宝塚の人らしい。
他のキャストは声優が本業の方だったから、余計にその方の声の演技が浮いているような印象を覚えて、最終的に耳が慣れたとは言え、なぜこのキャスティングになったのだろうと言う疑問は消えませんでした。
なので、るろ剣と宝塚(実際には元ですが)のセットに良い思い出がありませんでした。
若干八つ当たりのようですが、当時は相当なショックで、緒方さん以外の誰がやっても、「違う!」となっていたと思います。
そんなこともあって、宝塚のるろ剣のチケットは取ることはないまま、2016年に入りました。
…が、宝塚のるろ剣は武田観柳が凄いらしいと言う噂を耳にはさみ、以前銀英伝を観た時のように当日券で観ればよいのではないか、あの値段なら合わなくてもそこまで惜しくないと思い、早速週末に行ってみようと情報収集を始めました。
当時の私の情報源は、勤務先の後輩。ライトなヅカオタ。
彼女に言わせると、当日券は作品の評判で左右されるが、平日なら始発でなくても買えると思うが、土日は始発で行った方が良いだろうとのことで、土曜日のマチネ公演に狙って、始発で劇場に向かうことにしました。
その週の土曜日の早朝5:30頃。
自宅の最寄の始発で出たのに、なんでこんなに人が並んでいるのだろ…この人達の始発は何時なのだろう…。
そう思いながら、今までのオタク生活で培った“数時間その場で待つスキル”を駆使し、販売開始時間までやり過ごしました。*2
そして、無事立ち見席を手に入れることができました。
銀英伝同様、ストーリーは宝塚仕様に落とし込んであるけれど、元々るろ剣自体が週刊少年ジャンプで連載されている割に少女漫画のような感じの作品なので、そこまで気になりませんでした。
長い原作全てを2幕に収めるのではなく、大筋は剣心と薫の出会いから恋物語で、その中に原作序盤の「斬左編」「黒笠編」「恵編」を上手い具合に詰めてありました。
各エピソード一つでは、恋物語に絡めるには弱く、また登場人物も少ないので、これは丁度良いのかなと思います。
さらに雪代巴のエピソードも絡めてあって、彼女の存在なしでは剣心は語れず、薫との恋も成立しないと思うので、ないことにされないで良かったと思いました。
そして、主人公剣心のライバルとなる人物が、既存のキャラクターではなく舞台オリジナルのキャラクターとした点が、原作が大きく改変されず、原作ファンが観ても、大きな嫌悪感はなかったです。
斎藤一の腰の位置の高さ、足の長さに驚く
舞台上では関係ないのに般若の腕が縞々になっていることに喜ぶ
蒼紫様の美しさにビビる
ガトガトガトガトガトガト~
…etc
またしても、オペラグラスのレンズを曇らせておりました。
帰りの電車で、もう一回観たい…と呟きながらチケット救済サイトを開いた私でした。
※追記※
読み返してみたら、気を悪くされる方がいるかもしれないと思い、一部修正しました。
はじめて自発的に宝塚を観に行った話
6年前に遡ります。
宝塚で『銀河英雄伝説』を上演すると言う情報から始まります。
『銀河英雄伝説』は、その前年に何作か舞台化されており、原作ファンとしては煮え湯を飲まされてきました。*1
宝塚のチケットって激戦って言うし、そもそもプレイガイドで普通にチケットが買えるかもわからないので、行かなくても良いかな、と言う気分でした。
2012年8月、撃墜王編のあまりの出来の悪さに、もう銀英の舞台は観に行かねぇぞ…と肩を落として銀河劇場を後にした私でした。
そして、10月。たまたま昼間に日比谷に用事があり、そこで東京宝塚劇場で銀英伝の舞台をやっていることを知りました。
なんとなくチケットカウンターを覗いてみたら、立ち見ならまだ購入可能で、チケット代がなんと1500円!映画より安い!と知り、じゃあ観てみようかなーと気軽な気持ちでチケットを買い、用事を済ませ、18:00に劇場に向かいました。
入り口に入ると、シンデレラが降りて着そうな階段と大きなシャンデリアに、非現実的な雰囲気を感じ、いやおうなしにドキドキとしてきました。
元々観劇は趣味なのでいろいろな劇場に行きましたが、「これから観劇するんだ!」と言う高揚感を得られる雰囲気の劇場は少ないです。
そして幕が開いたら、歌って踊ってマントが翻って!どこみても整った顔の人しかいなくて!!舞台もくるくる回って、 わーなんか豪華だぞ!と、興奮でレンタルしたオペラグラスのレンズが曇りました。
ストーリー自体は、完全宝塚仕様に落とし込んであるので、ちょっとどころではなく違うのですが、入ってくる情報の豪華さに、そこまで気になりませんでした。
終演後、宝塚って結構楽しいなーまた機会があったら観てみようと思いながら、劇場を後にしました。
尚、撃墜王編は「主演:中川晃教!」と言う、期待溢れる作品がありましたが、中川晃教とその他数名の出演者以外は、噛んだり、そもそも日本語が壊滅的だったり、演技力も棒だったり、って言うか物語自体がどうしようもなくアレと言う、酷い有様だったので、私の中の銀英舞台は宝塚で終わった…と呟くようになりました。
なーんて言いながら、結局舞台銀英はその後もせっせと観に行きましたけどね。だって好きなんだもん。
*1:オーベルシュタイン編は良かった。