わたし、宝塚ファンになってきた…のかなと思った話
はじめて宝塚目的でちょっとだけ遠出に出た話
全国ツアー略して全ツに行ったんです。
知人に、次に月城さんを観るなら日比谷じゃないよと言われ、調べたら各地の中規模ホールを回るツアーなるものの存在を知りました。全ツと言うらしい。
元々オタクなので遠征のハードルは低いのですが、まだ宝塚では躊躇してしまいます。
…と言うことで、自宅から比較的行きやすい＆ほかの現場の予定との兼ね合いで、市川公演に行くことにしました。そこまで遠出じゃないですが、日比谷まで30分、一番近いライビュ会場まで15分の私的には移動距離が長いです。故にちょっとだけ遠出。
今回はプレイガイドの先行抽選です。1IDのみで保険を掛けず、千秋楽を避け、土曜の夜公演を申し込んだところ無事に取れました。
2階席のセンターブロック、真ん中らへんの列だったので、観やすい席かと思います。
トゥーランドット自体はオペラで観たことあるので、大筋は知っているし、前情報なしでどうにかなるかな～→どうにかなった！
でも、ストーリー自体は結構駆け足で進みますね。時間の制約があるから仕方ないんだと思うけど。
月城さん演じるバラクが倒れる時に、真っ直ぐ立った状態で、真後ろに倒れていって、“漢！！”と思いました
レビューでは、月城さんがご当地ネタを言ったり、カーテンコールではその土地出身のジェンヌさんの紹介があったりと、その土地ならではのことがあるんですね。
全ツ追いかける気持ちわかる…。
会場の市川市文化会館は、駅から結構離れていて、周りにあまりお店がありませんね。
だいぶ余裕を持って到着したのですが、ひとりで時間を潰すのが大変で…近くのスーパーのイートインでパンをもそもそ食べていました。
他の皆さんはどこで時間を潰しているのでしょうか…
趣味嗜好はある程度オープンにしたほうが良い思った話
『ひかりふる路』は、職場の取引先の偉い人がどうのこうという理由でチケットをいただきました。
『ベルリン、わが愛』に続き、こうやってお声を掛けてもらえるのは、日々の雑談で観劇が好きで最近は宝塚歌劇にも行くようになったからかと。どこにどんな縁が繋がっているのかわかりませんね。
知人のご贔屓さんがこの組にいるそうで、事前に見所を聞き、必ず公式で動画を観るようにと言われたので、珍しく予習をすることにしました。
ポンポンってどういうこと…！！（困惑）
振り付けってどういうこと…！！！（さらに困惑）
普段お上品に客席で座ってらっしゃるお姉さまやお嬢さまたちが、キラキラのポンポン振って踊るのか…！
いやー宝塚って予想がつきませんね。
当日、隣の席になったお姉さまとお話をしていて、宝塚ビギナーでこの作品は今日が初見だと話したら、「あったほうが絶対に楽しい」とポンポンを貸してくださいました。振り付けは覚えていなくてもどうにかなる、とのこと。
この時の席が、1階席の後ろの方だけど、ちょうど目の前は通路だったから、ジェンヌさんが目の前に来てね…お人形さんみたいに綺麗で…。私がポンポンを持っていてからか、目を合わせて微笑んでくれてね…ほわーってなった…
で、となりのお姉さまが「ほら！持っていた良かったでしょ」って。
なんて優しい世界なのでしょう…！
尚、このダンスタイムのおかげで、一幕の『ひかりふる路』がふっとび、『SUPER VOYAGER』で頭がいっぱいになってしまいました。
『SUPER VOYAGER』で、女役の方の衣装がめっちゃ好み。
セーラーカラーな衣装が可愛い。あと、ラインダンスの衣装の軍服＆金髪ショートカットがすごく好みです。
一幕がふっとんだので、千秋楽ライブ中継にも行ってきました～。
『ひかりふる路』は男女が安易に結ばれる結末ではないのが良いです。
そして、ライブ中継にはポンポンは不要。覚えた。
チケットを入手する方法はいろいろあると知った話
宝塚ファンと言うものはそこかしこに生息しているようで、職場で「最近宝塚観に行くんですよ」と雑談がてらに話すと、今まで挨拶程度であまり絡んでいなかった人が、「鳥子さーん、聞きましたよ～」と笑顔で話し掛けてくるようになりました。
その繋がりから、『ベルリン、わが愛』を観に行くことになりました。その方は星組の男役の方のファンで、後援会に入っているそうで、今回のチケットがその後援会経由で取っていただいたチケットです。これが噂の生徒さん個人の後援会ってやつ…！
この後援会と言うシステムをよくわかっていないのですが、お金を掛けて貢献した方が優遇されるみたいですね。アプリゲームの課金と一緒ってことですかね。
今回も前情報なしです。
映画が好きで、『メトロポリス』も好きなので、最初に映像が出てきた時はひとりひそかに興奮しました。
UFAのバチコイなので、すんなりと物語に入っていけました。
この時代の女性の装いは凄く好みで、特にジル・クラインがゲッベルスの部屋へ連れていかれた時の黒いドレスが素敵だった。
最後の汽車のシーン、もうひと悶着あるんじゃ…と思い、追手がくる前に早く逃げてー！のんびりお別れしてないでー！とひとりでハラハラしていました。
レビューを劇場で観たのは初めてで、いろいろ処理が追い付きませんでした。衣装で触覚生えたキキララみたいなのがあって、笑いを堪えるのに必死だったんですけど、他の皆さんは受け入れられたの？どこで笑っていいのかわからない…
今回チケットを取ってくれた人のご贔屓の方は、この作品で退団されるそうなので、こんな風にチケットを取ってあげられることはもうないとのことです。
友の会とプレイガイド以外にもチケットの入手方法があると知り、後援会というシステムが俄然気になってきました。
初めてトップスターの退団を目の当たりにした話
言うてもライブ中継ですが。
朝夏まなとさんの退団公演『神々の土地』のライブ中継に行きました。
仕事関係で知り合った知人は、演劇全般が好きで、宝塚歌劇は組関係なく気になる作品だけ観るタイプで特に贔屓なジェンヌさんはいませんでした。ですが、ある時たまたま当日譲ってもらったSS席でウィンクをされて、心奪われ、兵庫の大劇場まで観に行き、会に入り、入出もするようになってしまった原因になった人。それが朝夏まなとさん。
長いことライトファンでいた彼女を落とすなんて恐ろしい人…（白目）
当然のごとく劇場のチケットは手に入りませんでしたが、ライブ中継のチケットは無事入手できました。
作品の内容は今更なので、初めて目の当たりにしたトップスターの方の退団について。
湿っぽさがなくて清々しくて、やりきった！って感じがして、観ていてとても気持ちよかったです。
印象的だったのが、次期トップスターの方が、「まぁさま～(´；ω；｀)」となっていたところ。背の高いハンサムが(´；ω；｀)ってなりながら袖から出てきて、朝夏さんのそばに寄っていったのがとても可愛かったです。
トップスターって、組の人たちにとっては精神的支柱でもあるのかな。で、その人の後を自分が引き継いで、その人と同等、それ以上のことができるかどうかって不安なのでしょうか。
今までのトップスターの方の退団はどんな感じだったんですかね。
同タイミングで退団される方のスピーチを含め、思い入れがある以前ににわかな私でも目頭が熱くなるものがありました。
自分にはここまで入れ込んで、取り組んだものなんてないから、それができた人は本当に眩しい。
退団する方に組と同期から渡されるお花のこと。
All for Oneのライブ中継で観た退団者のお花のデザインは2つに分かれるようになっている垂れ下がった形のブーケでしたが、朝夏さんは真赤なバラの束にパールチェーンみたいなのが巻いてあって、スタイリッシュなものだったので、デザインに縛りがないものなんだーと思っていたら、本人が自分でデザインを決めて、自分で用意するんですね。
同期や組の人たちが、本人のイメージに合わせて色とか考えているのかと思っていました。
あと、この様式美のようなセレモニーは、気持ちを切り替えるのに良いなと思いました。
私の本来の沼って、仕事が途切れSNSやブログが途絶え、いつのまにか引退している人が少なくないので…。ありがとうを伝えられる場があるのは素敵なことだなと。
あ、作品の内容は今更だと書きましたが、「神々の土地」の帝政ロシアの衣装（軍服とか女性のドレス）は最高に素敵でしたし、サヨナラショーの「ソーラン宙組！」にはとても愉快でした。
宝塚アンに行って驚いた話
前々から知っていました。
っていうか、何度か行ったことあるんですよ。
ただし、お店入って左側の宝塚以外の作品の棚に用があって、そこ以外は見ていませんでした。
今回、初めて宝塚目的で宝塚アンに行ってみました。本来の利用の仕方ですね。
Quatre Revesで売っていない月城さんの舞台写真とかポストカードがあれば…って感じです。
ここで一番びっくりしたのが、同人誌とか同人グッズの取り扱いがあるんですね。見た感じ、同じものが複数個あったから、新品を委託販売しているのでしょうか。
私は元々がオタクで、しかも古いほうのオタクなので、同人誌はグレーゾーンだからおおっぴらにしない！と認識しているため、同人誌のことを知らない一般の方の目に留まりやすい場所に置かれていることにびっくりでした。
ちなみにどの程度需要があって、どんな内容の本が多いのでしょうか。レポ本とかですかね。
到着直後に同人誌を発見してしまい、混乱した私は何も買わずにその場を離れ、地下のひょっとこでゆずラーメンをすすったのでした。
このドシロウトが！と思った方はいろいろ教えてください。
