よちよちヅカ日記

宝塚歌劇初心者の覚書です。

初めてトップスターの退団を目の当たりにした話

言うてもライブ中継ですが。

朝夏まなとさんの退団公演『神々の土地』のライブ中継に行きました。

 

仕事関係で知り合った知人は、演劇全般が好きで、宝塚歌劇は組関係なく気になる作品だけ観るタイプで特に贔屓なジェンヌさんはいませんでした。ですが、ある時たまたま当日譲ってもらったSS席でウィンクをされて、心奪われ、兵庫の大劇場まで観に行き、会に入り、入出もするようになってしまった原因になった人。それが朝夏まなとさん。
長いことライトファンでいた彼女を落とすなんて恐ろしい人…(白目)

 

当然のごとく劇場のチケットは手に入りませんでしたが、ライブ中継のチケットは無事入手できました。

 

作品の内容は今更なので、初めて目の当たりにしたトップスターの方の退団について。
湿っぽさがなくて清々しくて、やりきった!って感じがして、観ていてとても気持ちよかったです。
印象的だったのが、次期トップスターの方が、「まぁさま~(´;ω;`)」となっていたところ。背の高いハンサムが(´;ω;`)ってなりながら袖から出てきて、朝夏さんのそばに寄っていったのがとても可愛かったです。
トップスターって、組の人たちにとっては精神的支柱でもあるのかな。で、その人の後を自分が引き継いで、その人と同等、それ以上のことができるかどうかって不安なのでしょうか。
今までのトップスターの方の退団はどんな感じだったんですかね。

同タイミングで退団される方のスピーチを含め、思い入れがある以前ににわかな私でも目頭が熱くなるものがありました。
自分にはここまで入れ込んで、取り組んだものなんてないから、それができた人は本当に眩しい。

 

退団する方に組と同期から渡されるお花のこと。
All for Oneのライブ中継で観た退団者のお花のデザインは2つに分かれるようになっている垂れ下がった形のブーケでしたが、朝夏さんは真赤なバラの束にパールチェーンみたいなのが巻いてあって、スタイリッシュなものだったので、デザインに縛りがないものなんだーと思っていたら、本人が自分でデザインを決めて、自分で用意するんですね。
同期や組の人たちが、本人のイメージに合わせて色とか考えているのかと思っていました。

 

あと、この様式美のようなセレモニーは、気持ちを切り替えるのに良いなと思いました。
私の本来の沼って、仕事が途切れSNSやブログが途絶え、いつのまにか引退している人が少なくないので…。ありがとうを伝えられる場があるのは素敵なことだなと。

 

あ、作品の内容は今更だと書きましたが、「神々の土地」の帝政ロシアの衣装(軍服とか女性のドレス)は最高に素敵でしたし、サヨナラショーの「ソーラン宙組!」にはとても愉快でした。

 

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